こんにちは河北歯科医院、院長河北貫次郎です。
デンタルインプラントは歯の抜けたところが自然の歯のようによみがえるすばらしい治療法です。
しかし、まだまだ正確な知識をお持ちの方は少ないようです。
このコラムはインプラント治療に関する基本的なお話を中心に、私見も交えてお話を進めていこうと思います。
新しい治療法であるインプラントについては歯科医師の間でも様々な意見があることは事実です。
正確な情報を提供するつもりですが、私の臨床経験、考え方も加味されておりますので、そのことはご了承していただいてご覧ください。
当院使用のインプラントの種類
現在、国内で入手可能なインプラントは約30種類あるといわれています。「どんなインプラントがいいの?」という質問を患者様や先生から良く聞かれますが、現時点で世界中に流通しているものなら、まず、どれを選択しても臨床的には問題ないと思います。
当院ではメインインプラントとしてノーベルバイオケア 社製のブローネマルク インプラント、スピィーディグルービィーインプラントまたはストローマン社製インプラントシステムを使用しています。
両社のインプ ラントの世界シェアは合計で約60%。世界シェアの1位と2位のメーカーです。これは世界中のインプラントドクターの信頼を得ている証拠です。世界中で使用されているインプラントの10本に6本はこの2社のインプラントといわれており、この数は莫大なものです。
当然、文献、研究の数も多くなるわけで、私のような臨床家にとって世界規模の研究、文献はその医学的根拠を知る上で非常に参考になります。また、その収益もこれまた莫大なもので、それを次の研究開発 にまわせるわけです。インプラントのような変化の激しい分野においてこの研究開発はある意味命といえると思います。
◆ストローマンデンタルインプラントシステム(参照straumann)
1974年に開発されて以来、世界40ヶ国以上で使用され、もっとも信用されているインプラントの一つに数えられています。
各専門分野のエキスパートによって構成された営利を目的としない国際的研究チームITIと、骨整形外科分野で40年余りの実績を持つスイスのストローマン(Straumann)研究所が共同開発をしてできたインプラントです。
ITIインプラントシステムという名称から、ストローマンインプラントシステムという名称に変更しましたが、両者の密接なる協力関係は、従来通りで変わりありません。製品自体にも変更はありません。
[ストローマンインプラントシステムの特徴]
● 専門トレーニングを受けた医師のみが取り扱いできる。
● 国内、国外問わずシェアが広いので、引越しなどの際、転院がしやすい。
● インプラント体の形状・サイズが日本人のあごに適している。
●手術方式が一回法、二回法に対応。あらゆる症例に適応する。
[国際基準ISO9001取得]
ストローマンデンタルインプラントは厳しい品質管理の下で研究・開発・製造・販売が進められております。ストローマン社は品質管理の世界共通ルールであるISO9001の厳しい規格に適合し、その認証を得ています。
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